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仲間の死を悼むチンパンジー  [その他]

chimps.jpg病死した仲間の亡骸を、深い悲しみをたたえた沈黙で見送るチンパンジーの群れの姿に、一般に考えられている以上に、動物にも複雑な感情の動きと死への認識があるようだと、あらためて指摘されるきっかけとなっている。(写真は10月29日付デイリーテレグラフ紙電子より)

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西アフリカのカメルーンにあるチンパンジー保護センターで、メスのチンパンジー、ドロシー(推定40歳)が心臓発作で死んだ。同センターでは、密猟の犠牲で母親を失い孤児となったチンパンジーが、村人によって保護、飼育されている。村人がドロシーの亡骸を埋葬するために手押し車に乗せて運び出そうとしたとき、チンパンジーの群れはまるでその死を悼むように、鳴き声一つあげず、静寂の中、肩を寄せ合って見送った。村人は「チンパンジーは普通、少しもじっとしていないし、いつも声を上げている。群れがあんなに長い時間、まったく沈黙し、動かない様子をみたのは初めてだ」とコメント。「死という意味をまるで知っているようだった」と語った。

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人間以外の動物に、仲間の死を悼む行動が見られる例として、象は、死んだ仲間のそばを何日も離れず、特徴のある鳴き声や長い鼻でその死体を触ったりし、その悲しみを示すことが知られている。米コロラド大学の研究者からは、マグパイ(オーストラリアでもよく見かける白黒の鳥)で、仲間の死体に草をかけるような行動が観察されたとの報告もある。YouTubeには、車が行き交う道の真ん中で、事故で死んだ仲間の犬のそばを離れない野良犬のシーンが紹介されている。

 

 


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