私邸は有名ホテルの中 都市型ライフの新たなトレンド [不動産]
観光業の不振や価格競争激化で厳しさを増すホテル業界で、空室の居住物件化や、ホテルとマンションが共存する混合開発に、海外からの投資家などの注目を集めている。
ライアン法律事務所を運営するトニー・ライアン氏は昨年開かれた業界向けの会合で、こうしたホテルとマンションの共存型開発が今後、トレンドになると指摘。シドニーのキーウェストや、メルボルンのウェスティンに続き、ゴールドコーストのヒルトンでも、ホテル部門と居住部門の混合開発が進められている。昨年10月、シドニーにあるホテル大手シェラトン・フォーポイントが、1億8500万ドル(約157億円)でシンガポールの投資家に売却された。同9月には、サーファーズパラダイスにあるマリオット・リゾート・スパが7500万ドル(約64億円)で、インドネシア企業に売却された。ほかに現在売却対象となっている有名ホテルには、シェラトン・ミラージュ(ゴールドコースト)、シェラトン・オン・ザ・パーク(シドニー)、マントラ・サウスバンク(ブリスベン)などが名を連ねる。有名ホテルのブランド名やその立地環境は、海外からの不動産投資家の安心や満足を確保しやすいこともあり、ホテルと居住物件の複合開発が今後、確実に増えると見られる。
2010-01-04 15:35
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