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オペラハウスと全裸5200人のコラボ 多様社会を象徴  [社会]

The Base.jpgシドニー・オペラハウス前庭が3月1日早朝、ボランティアで集った5200人の裸体で埋まった。世界を舞台に活躍するアーティスト、スペンサー・タニック氏による、ゲイとレズビアンの祭典「マルディ・グラ」にあわせた作品「ザ・ベース」の写真撮影が行われた。(写真:ロイター)

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タニック氏が「ザ・ベース」にこめたメッセージは、ゲイ社会と非ゲイ社会の融合。芸術を通して多様な社会を表現した。ボランティアで集った人々は、夜明け前の早朝4時から現場に集り、気温15度の夏の終わりを告げる寒風に震えながら、タニック氏の指示に従って、まさに体をはって芸術活動に取り組んだ。老若男女、さまざまな年齢層の、さまざまな職業や肩書きをもつ人、もたない人が、それぞれの動機と思いだけをまとい、全裸となった。タニック氏は、「私は写真家ではないけれど、芸術家であり、完璧主義。みんなが誇りに思う作品を一緒に完成してほしい」と呼びかけ、「夫婦や恋人同士で参加している人はお互いに接吻してください。単独で参加した人は、周囲を見渡し同じように一人で来た人と接吻して」と、いくつかの注文をだしながら、作品を仕上げた。今回のタニック氏の芸術活動は、シドニー・ゲイ&レスビアン・マルディグラの後援によるもの。


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