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受刑者に子犬を 豪介助犬育成の取り組み [社会]

pupsinprison.jpg豪介助犬協会では、過去約8年に渡り、将来介助犬として活躍するための子犬を刑務所に送り、受刑者に世話係を託している。同協会にとっても、受刑者たちにとっても、文字通りの"Win-Win Situation" (相互に得るものがある)の取り組みとして、好評を得ている。

[犬][トイレ][手(パー)][目][くつ][トイレ][犬]

「塀の中の子犬たち」の取り組みは2002年11月、当時のリチャード・アメリーNSW州受刑者収容サービス相が導入したもの。第一弾として2匹の子犬が同州バサースト郊外にある軽犯罪者向け刑務所に贈られた。子犬たちは約1年半の間、3段階のプログラムにそって、世話係の受刑者から、人間との信頼関係の構築を中心に、基本的なしつけや訓練をうける。同期間は、介助犬協会の専門スタッフが定期的に刑務所を訪問し、子犬の訓練を補佐したり、刑務所のスタッフや受刑者に必要なアドバイスなどを行う。子犬の世話係を担当した受刑者は、責任のある役割を果たすことの喜びと意義を学び、将来の更正や社会復帰にも大いに役立っているという。NSW州では現在、ほかに3ヵ所の刑務所でこうした取り組みが行われている。

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介助犬の養成には、2年の年月と一匹あたり2万5千ドル(約200万円)の費用がかかる。介助犬の支給を希望する志願者には、無償で提供している。豪州国内では現在、約180人の障害者の人たちが介助犬の恩恵を受けている。一方、介助犬の養成は依然として需要に間に合わない状況で、協会では資金的援助やコミュニティーレベルのボランティア協力を募りながら、介助犬養成活動に力を入れている。


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