盲導犬乗車拒否のタクシー運転手に罰金750ドル [社会]
シドニー市内で、盲導犬連れの客の乗車を拒否した運転手が連邦および州法違反で有罪判決を受け、罰金750ドルのほか、裁判にかかった費用2500ドルの支払を命じられた。
グラエム・インズ氏は昨年4月、シドニー市内のマーケットストリートで、盲導犬ジョーディーを連れ、タクシーに乗ろうとしたところ、運転手が犬はお断りと乗車を拒否。同氏は、弁護士で人権保護活動に従事する立場で、この運転手を提訴し、今回の判決となった。豪盲導犬協会ニューサウスウェールズ州支部の調査によると、昨年1年間に盲導犬とのタクシー乗車を拒否された人の割合は約3割で、特にシドニーでの同割合が高かった。同協会の広報担当によれば、こうした乗車拒否の背景には、タクシー運転手の法律に関する無知や習慣的な価値観の違いも要因となっている。盲導犬に関するコミュニティー向け教育担当者は、「タクシーの運転手の多くは、理解があり、協力的に対応してくれるのも事実」としたうえで、今回の判決がより広い啓蒙活動のきっかけになることに期待したいとした。
2010-03-17 15:15
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0