豪報道大手AAP 社内記者のツイッターに“待った”
豪通信大手AAPは、社内ジャーナリストの勤務時間におけるツイッター利用規制に乗り出した。AAP通信という看板を背負って記事を書く立場にあるジャーナリストが、ツイッターやSNSを通して個人の見解や心情を外部に吐露する事で、企業ブランドが損なわれることを懸念しての対応。
AAP通信のトニー・ギリース編集長は、「問題なのは勤務中の使用だ。目の前で事件や情報が展開されているのに、そこから目をそらして、自分の中の思いや考えを発信すれば、その情報がAAP通信の見解として世に出ることになる」と指摘。「たとえば、ある事件に関して、記者が個人の意見として理解しがたいとか、仕事がつまらないとかつぶやけば、それはまわりまわってAAPのブランドに傷をつけることになる」と、説明した。「ツイッターやフェイスブックなど、SNSの存在はもはやメディアには欠かせないもので、その利用や機能を否定するつもりはない。ただ、企業に属する社員としての立場での利用がもたらす影響について、注意深く考え、扱っていかなければならない」と付言した。同社では、社員向けにSNS利用の手引きをあらたに作成中だ。
2010-03-17 16:10
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