安楽死を支援する広告 放送前に当局が阻止 [社会]
安楽死の選択権を認めるべきだと訴えるテレビコマーシャルが、放送当局により放映禁止の措置がとられた。安楽死支援団体エクジット・インターナショナルによる問題のコマーシャルは当初、国内で9月12日に放送される予定だった。
エクジット・インターナショナルのホームページ上では動画で視聴できる問題の広告は、患者を演じる役者がパジャマ姿でベッドに腰掛け、末期の症状にあって生き長らえるために無理やり治療や食事を与えられることは苦痛のほかの何物でもなく、自らの死期を選択する権利を訴えるもの。放送当局のフリーTVオーストラリアは、広告の内容が自殺を推進するもので規定違反とし、放送を禁止した。これに対して同団体の創設者であるフィリップ・ニック博士は、言論の自由と法改正を求める運動の権利に抵触するものと非難。数日内に別の広告放送を試みると主張している。オーストラアリアでは北部準州でかつて、安楽死の合法化を認める州法の改正が認められたが、当時のジョン・ハワード連邦政権がこれを否決した経緯がある。
2010-09-12 19:48
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