再生可能エネルギー利用の発電 過去50年で激減 [環境]
豪州における水力や風力など再生可能エネルギーによる発電が全発電量に占める割合は、1960年の19%から2008年には7%に激減。同期間における石炭利用の火力発電量は1200%拡大したこともわかった。
ビクトリア州拠点の環境グループEnvironment Vicotriaによる調査報告によると、オーストラリアでは1960年を境に発電量が急拡大する中、石炭利用の火力発電が1200%も成長したのに対し、再生可能エネルギー利用による発電量の成長は450%増にとどまっている。連邦政府は2009年、再生可能エネルギー利用による発電量を2020年までに全発電量の20%に引き上げる目標を定めたが、後退している現状だ。EVのマーク・ウェークハム主任によると、過去の干ばつの影響で水力発電が減ったこともこうした後退の要因の1つという。石炭やガスを利用した火力発電による電力課金を、再生可能エネルギー利用発電への研究や助成金として循環させる効率的な制度確立が不可欠と指摘する。
2011-05-16 11:27
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