ジオス豪法人経営破たん 再建不能 学生救済に国も介入

突然の授業停止で任意管理に入った英語学校ジオス豪法人の管財人に指定された会計事務所アーンストアンドヤングは2月1日、同グループ校の閉鎖を正式に発表した。ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、シドニー、メルボルン、アデレード、パースに所在する9法人の資金難は、数千万ドル規模におよぶと見られる。

 

アーンストアンドヤングの声明によると、学校再開の可能性を探り、ジオス日本本社も含め関係諸機関と早急の処置を検討したが、救済は不可能との結論に達した。各都市のジオスキャンパスでは同日午後5時、在校生らを対象とした事情説明会を開催。同校に在籍する留学生への対応には、連邦政府および州政府も具体的な方策決定に向けて作業を進めている。新たな学校への転校措置や学生ビザの保護継続など、具体的な追加情報は2月3日に発表となる予定だ。