カンタス航空 09/10年度前期72％減益 ファーストクラス撤退へ

カンタス航空は、09/10年度前期（09年7月～12月）における前年同期費72%減の減益とともに、ほとんどの国際線でファーストクラスサービスから撤退することを明らかにした。

同航空の今期純益は5800万ドルで、前年同期の2億1千万ドルから大幅減益に転じた。新たな経営方針の一環として、シンガポール経由ロンドン行きと、ロサンゼルス行きの路線を除き、ファーストクラスサービスから撤退する。同航空のアラン・ジョイス最高経営責任者は、航空業界の低迷脱出には、運賃水準の引き上げは不可避としている。

カンタス国際便がシドニー空港に緊急着陸

上海行きのカンタス航空便が2月18日、シドニー国際空港に緊急着陸した。離陸直後に着陸装置の異常を示すランプが点灯し、急きょ、同空港に引き戻した。

乗客197人を乗せた同航空のエアバスA330-220機は、シドニー上空を約2時間旋回し、余分な燃料を消費し、緊急着陸の態勢に入った。同機は無事着陸し成功し、乗客はほかの便に乗り換え、予定より約5時間遅れで上海に到着のスケジュールとなった。