電気代高騰 向こう3年間に60%増の見通し NSW州 [社会]
ニューサウスウェールズ(NSW)州における電気料金は向こう3年間に64%まで高騰する見通しだ。連邦政府の温室効果ガス削減計画(CPRS)の影響に負うところが大きいと指摘される中、州政府は総額4800万ドル(約41億円)の補助費を充て、一般世帯への負担軽減を講じる計画だ。
今回公表された試算によると、NSW州の一般的な世帯における電気代は向こう3年間に年間577ドル~918ドル高騰する見通し。同州政府はこうした動向を見据え、今年7月1日からの実施で、低所得層や学生、農家など、全世帯の3分の1に相当する対象世帯に大使、年間145ドルの還付を行うとしている。
麻薬探知犬も間違えた 実はアイスティー 冤罪晴れ観光客涙
違法薬物所持の疑いでメルボルン空港で検挙、拘留された外国人観光客が、持っていたのは違法薬物ではなくレモン風味のアイスティーと判明し、ようやく自由の身となった。
マリア・セシリア・シルバさん(27)は3月13日、観光目的でフィリピンからメルボルン空港に到着した。税関での検査の際に、マリアさんの所持品が簡易検査で違法薬物の陽性反応を示した。麻薬探知犬を使った検査でも反応が確認され、マリアさんは取り調べのため、拘留されることになった。ところが、連邦警察の最終検査の結果、マリアさんがフィリピンで購入し、入国の際に持っていたのはレモン風味のアイスティーと判明。ようやく嫌疑がはれ、18日、開放された。メルボルンの裁判所は、マリアさんへの賠償金として5000ドルを支払う決定を下した。