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自ら餓死を選んだ女性 尊厳死の是非を問う [社会]

海.JPGニュージーランドで、重度の身体障害をおった女性が、2週間以上にわたり自ら拒食し、絶命した。尊厳死のあり方や是非をめぐり、議論は絶えない。

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首都ウェリントン在住のマーガレット・ページさん(60)は、1991年、脳溢血の後遺症で寝食すべてにわたり介護を必要とする重度障害者となった。病に倒れるまでは、スキューバダイビングやカヌーなどのアウトドアスポーツを楽しみ、子供向けの空手の先生としても活躍していた。マーガレットさんは2001年に完全介護施設に入所。今年に入り、このまま生き続けたくないという意志を固め、16日間にわたり食事や飲み物をとるための介助を拒否し、自ら衰弱死の道を選んだ。マーガレットさんの死を受けて、豪州の尊厳死擁護活動家であるフィル・ニック氏は、NZの地元メディアにむけて、「(餓死のほかに手段がなかったことは)大変に悲惨で、残念なことである。人は、もっと確実で苦しみのない尊厳死の選択肢を与えられるべきだ」と語った。一方、マーガレットさんと別居していた夫のバリーさんは、「妻はうつ病の治療が必要だった。介護施設から病院に入院し、強制的にでも食事を与えられるべきだった」とコメントしている。ニュージーランドでは、自ら判断能力がある場合、食事や治療を拒否する権利が認められる一方、自殺ほう助は違法と定められている。

 

 


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