SSブログ

受け継がれる戦争の記憶 アンザック・デーに見る豪州の素顔 [社会]

キャンベラ.JPG4月25日アンザック・デーを迎えた豪州では、各都市、地方で戦争で犠牲になった人々への追悼と、現在の平和で自由な社会実現に向けて戦い貢献した人々の功労を記念する式典が開かれた。シドニーは珍しく冷たい雨で明けたものの、市内中心地のマーティンプレースで開かれた夜明けの式典には、老若男女数千人の市民が集い、静かな祈りが捧げられた。

[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]

第一次世界大戦時、オーストラリア・ニュージーランド陸軍部隊(ANZAC)は1915年、トルコのガリポリで上陸作戦を展開。同部隊は多数の犠牲者を出し撤退を余儀なくされたが、95年たった今も、同部隊の功労は、誇りと勇気と友愛を基盤とした1つの国家としての豪州の礎をなすものとして、尊ばれ、語り継がれている。アンザック・デーとして、第一次世界大戦から現在のアフガン戦争に至るまで、一人ひとりの功労を称え、犠牲者を追悼する国の行事として、国内はもちろん、国外ではトルコのアンザック湾に面した地を中心に厳かで神聖な式典が開催されている。こうした式典に積極的に自主的に関与、参加する若い世代の多さやそのまなざしにはまた、オーストラリアという比較的新しい国の、いまだ成長過程にある社会のくったくのない明るさが垣間見られる。

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。