医学部留学生 研修先不足で正式資格登録に足止め状態 [ヘルス]
ニューサウスウェールズ州で今年医学部を卒業し、1年間の研修医としての派遣先が決まらない留学生の数が100人を超える現状だ。一般医としての正式登録には、卒業後1年間の研修実績を積む必要がある。研修先を確保できなかった留学生は、空席が出るまで一時帰国も余儀なくされる。
医学部卒業生の研修先を確保する機関によれば、同州における今年の卒業生の数は685人。これに対して同州内の公立病院における派遣枠は747人分ある。しかし、他州からの研修申請者が殺到し、派遣枠に見合う研修医指導者が足りないという。豪州およびニュージーランド国籍の卒業生向けに優先的に派遣先を確保した結果、115人の留学生はいまだに研修先が確定していない。
新に世界遺産 ハイドパークバラックスほか囚人収容所跡登録 [観光・レジャー]
シドニーのハイドパークバラックスや西オーストラリア州のフリーマントル刑務所跡地など計11の歴史的建造物や跡地を含む「Australian Convict Sites」がこのほど、新に世界遺産に登録された。豪州国内の世界遺産の数は18となった。
ブラジリアでこのほど開かれた第34回世界遺産委員会の審議で決まった。18世紀から19世紀にかけて当時のイギリス帝国は豪州国内約3000ヵ所に囚人収容施設を建設し、植民地開拓の荷役を担う労働力としても何万人もの罪人が本国から送られてきた。今回登録されたAustralian Convict Sitesは、下記のサイトから一覧できる。http://www.environment.gov.au/heritage/places/world/nominations/convict-sites/information.html
なお、オーストラリア政府観光局が運営する公式ツイッターは、身近で旬の情報を発信している。http://twitter.com/Go_Australia