総選挙から17日目 すったもんだで労働党 政権死守 [政治]
8月21日に実施された総選挙から17日目の9月7日、ジュリア・ギラード党首率いる労働党が政権続投することが明らかになった。3人の無所属議員の支持決定にもつれこみ、このうち2人が労働党を支持することを発表。豪州初の選挙による女性連邦首相の誕生は、水面下の交渉に次ぐ交渉の結果の難産となったもようだ。
政権確定の鍵を握る3人の無所属議員のうち、ボブ・カッター議員は先に、トニー・アボット率いる野党自由国民連合を支持する意志を明らかにしていた。残り2人が17日、それぞれ別々の会見で、労働党を支持することを明言。先にグリーン党を味方につけた労働党は議席数を76とし、74の連合等の鼻先で抑えて政権維持を死守し、連邦初の女性首相となったギラード政権は形なりにも国民の実質的な審判を経て、いよいよ本格始動する。