洪水被害も吹っ飛ばせ! 今年もやりますスイカ祭り@チンチラ [観光・レジャー]
歴史的な洪水被害を被ったクインズランド州の町チンチラで、今年も例年通りスイカ祭りが開催される。2月17日から20日にかけて、スイカ早割り競争やスイカスキーなど、近隣地区住民参加型のさまざまなイベントが開催される。
全国生産量の4分の1を占めるスイカの町チンチラで、Melon Festivalが始まったのは1994年。生産農家の多くが深刻な干ばつの被害に直面する中、困難に向かっての地域住民の結束と町おこしを目的に開催された。今年は一転、洪水の災害に見舞われたが、予定通り開催のはこびとなった。
アワビ採りの潜水夫 サメに襲われ行方不明 SA州 [アニマル]
南オーストラリア州コフィンベイ近海で2月17日、アワビ漁に出ていた潜水夫がサメに襲われ、行方が分からなくなった。
行方不明となっているのはピーター・クラクソンさん(49)。午後6時20分ごろ、船に戻ろうとしたところを2匹のホオジロザメに襲われ、姿が見えなくなった。一緒に漁に出ていた船頭がその瞬間を目撃。ショックが大きく、カウンセリング治療を受けている。現地当局では、ピーターさんの遺体捜査を続けてる。南オーストラリア州でサメに襲われ死亡した人の数は過去200年の統計で18人、負傷者の数は53人。現地漁業関係者の話では、ダイバーがサメを目撃することはよくあるが、襲われることはこれまでほとんどなかったという。
セレブも大好きアグ・ブーツ 生みの親は生粋のオージーサーファー [オージートレンド]
ハリウッドスターにも愛用されているアグ・ブーツは、今や世界的な人気ファッションアイテムとして知られるが、もともとは、シドニー・ノーザンビーチにすむサーファーが、実用的な冬の防寒具として発明したものだ。
アグ・ブーツの生みの親は、現在もノーザンビーチ・モナベールに住むシェーン・ステッドマンさん(69)。死ぬまでサーファーを自称するシェーンさんは1973年、サーファーの足元を寒さから守る履物をと、シープスキンを使ったうアグ・ブーツ第一号を発明。その後、改良を重ね、軌道に乗ってきた1983年、米国デッカーズ社に1万ポンドで事業を売却した。シェーンさんが生きている間は毎年3足のアグ・ブーツをもらえることを追加条件に。アグ・ブーツの売上高は今や年間約8億ドル(約700億円)。世が世ながらシェーンさんは、大金持ちになっていたところだが、英国デイリー・メイル紙の取材にこたえて、「確かに今なら1万ポンドなんてはした金だけど、当時はそんだけあれば、子供たちの私学の学費もだせたし、俺としては十分だと思った。会社を大きくするために、アメリカに移り住んで背広とネクタイをしめてあくせく働くなんて、まっぴらさ。俺にとって、シドニーの海とサーフィンが命。これなしの人生は考えられないのさ。」と、あっけらかん。シェーンさんのウェブサイトは:http://www.shane.com.au/
バレンタイン@オーストラリア 男性から花束プレゼントが主流 [オージートレンド]
2月14日のバレンタインデーには、ここオーストラリアでは花束を抱えて家路を急ぐ男性諸氏の姿が目立つ。女性から男性にチョコレートを送るというのが定着している日本とは、ずいぶん異なる光景だ。女性の立場としては、俄然、オーストラリア式がうれしい。が、しかし。
オーストラリアでは、バレンタインデーは大切な人への愛を確認する日という位置づけだが、イニシアティブをとるのはあくまで男性側で、当日、最も忙しいのは花屋さん。恋人や妻、パートナーに贈るバラの花束を買い求める男性客の姿が目立つ。ちなみに今夏は天候の影響でバラが高騰している。南オーストラリア州アデレードにある花屋では、100本いり花束を$990で販売し、すでに予約も入っているとか。もらうあてなど皆無ながら、もらったと想像すると、妙に複雑。その複雑の心理を追求すると、さらに複雑になるので、ここらでやめておこう。
実話に基づく映画「127時間」 衝撃シーンに失神する観客も [観光・レジャー]
1月の失業率全国平均は5.0% [経済]
シドニー郊外住宅地に小型機墜落 搭乗者と犬 かすり傷で生還 [社会]
シドニー郊外南西スミスフィールド地区の一般道路上に2月9日午後12時半ごろ、小型機が墜落した。同機には男女2人と犬が一匹乗っていたが、奇跡的にかすり傷程度で助かった。
小型機が緊急着陸する形で墜落した一般道には当時、通行車もなく、周辺の住宅も巻き込まれることなく、まさに奇跡的に不幸中の幸いの事故となった。飛行機は墜落の衝突で上下さかさまになり、ほぼ大破したが、2人は自力ではい出し、ほとんどけがもなかったもようだ。
WA州の山火事 住宅約60棟焼失 [環境]
西オーストラリア州パース郊外で2月5日、火災が発生し、おりからの強風と乾燥した空気の影響で、火は瞬く間に広がり、7日夜までに住宅59棟が焼失、強風や火炎による損害を被った住宅も30棟を超えた。
パースを北東と南東からはさむように発生した火災は、複数地区に燃え広がり地区住民100人以上が緊急避難した。当日非番だった地元住民の警察官が自宅で電動研磨機を使ってDIY作業をしていたところ、研磨機から飛び散った火花が今回の火災の原因になったもようだ。7日夜、火の勢いは衰え、緊急避難していた住民らに帰宅許可が出された。一方、火はまだくすぶっているところもあり、当局は8日零時から24時間、パースおよび周辺地区を対象に火器使用厳禁令を適用した。同令への違反者は、2万5千ドルの罰金または・および12ヶ月の禁固刑が科せられる。
サイクロン・ヤシ 死傷者報告ゼロ 避難所で赤ちゃん誕生も [社会]
過去最大規模のサイクロン・ヤシは2月3日、現地時間午前0時ごろ、クインズランド州ケアンズから南のミッション・ビーチを直撃する形で上陸した。夜明けとともに徐々に各地の被害状況が明らかになる中、アンナ・ブライQLD州首相は早朝会見で、災害による死傷者の報告は入っていないとし、安堵の笑みも浮かべた。
対象地域最大都市のケアンズは、降雨量も予想を大幅に下回り、海に面したレストラン街や広場も一夜明けて、ほぼ通常通りの風景が戻りつつある。一方、ケアンズから南方で、ヤシ上陸の直撃を受けたタリー、ミッション・ビーチでは、家屋の9割が損壊などの被害をうけ、果樹園などが水没するなど壊滅的な被害が出ている。地域住民は、「まるで列車が通り過ぎるような轟音と振動で、恐怖の一夜だった」と、サイクロンの威力を表現していた。全体的な被害状況の確認作業が進む中、微笑ましい速報もあった。ドイツ人夫とケアンズに住む日本人女性アキコ・プルスさんが、避難所内の仮設救急室で午前6時過ぎ、元気な女の子を無事に出産した。介助したのは、結婚25周年記念の旅行で夫婦でケアンズを訪れていた英国人助産婦のキャロルさん。キャロルさんによると、「母子ともに元気。アキコさんは子供にヤシの名前だけはつけないって言ってたは」と声も弾んでいた。
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過去最大規模のサイクロン QLD州上陸に備え 厳戒態勢 [環境]
クインズランド州北部沖で発生した過去最大規模のサイクロン「ヤシ」は、最強のカテゴリー5に発達し2月2日現地時間午後10時、ケアンズとタウンズビルの間を突き抜ける形で上陸する見通しだ。大潮と重なることもあり、被害規模も過去最悪に達する恐れがあるとして、厳戒態勢がしかれている。
最大風速300km/時間の威力を維持したまま上陸が見込まれる今回のサイクロンは、1974年にケアンズやダーウィンに壊滅的な被害をもたらしたサイクロン「トレイシー」を上回る。アンナ・ブライQLD州首相は、災害対策本部からの中継で、「かつてまだ誰も体験したことのないほどのサイクロンで、多数の死傷者を出す可能性もあり、対象地区の住民は、一刻も早く避難し、安全確保を最優先してほしい」と呼びかけた。ケアンズ、タウンズビルの両空港は2日午前10時に閉鎖。州政府は、特別列車を運行し、地域住民の避難活動を支援。上陸後のサイクロンは、少なくとも24時間に渡り最大威力を維持したまま内陸へと進むと見られ、現地からは緊張の厳戒態勢のもようが断続的に伝えられている。