今夜 アースアワー 明かりを落とし 星に願いを [環境]
シドニー発信で始まったEarth Hourが3月26日、今年も世界中の都市と人々を結んで行われる。2007年の開始から5年目。昨年の参加記録は、世界128ヵ国、4616都市に達した。
Earth Hourのイベントは、地球温暖化防止への啓蒙活動として、WWFオーストラリアが発起主体となってシドニーから始まった。初年度は約220万人の市民が参加。以後、毎年開催されてきた同イベントは、世界規模で活動の輪が広がった。午後8時半から1時間、無駄な電気を消して、健やかな地球を願う。今年は実施時間を1時間に限らず行おうとの機運もある。このイベントが開催される経緯には、2004年の12月26日、スマトラで発生したマグニチュード9の大地震と大津波によって20万人以上もの犠牲者を出した震災への記憶と慰霊の念もあった。Earth Hourは今年、さらに深い祈りの輪となって、明かりを落とした世界の街を結び、包み込むだろう。