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世帯別の平均電力消費量 地区別経済格差が浮き彫り [環境]

sydney.jpg7月1日から最高18%の電力値上げが承認されているシドニーにおける一世帯あたりの平均電力消費量は、年間7,000キロワット、電気代は1510ドル(約13万5千円)。38ある行政地区別で比較すると、シドニー北部の富裕地区クリンガイが最も高く、平均電力消費量は10,453キロワット、電気代は2477ドル(約22万円)という。

[ひらめき][ひらめき][ひらめき][ひらめき][ひらめき]

地元メディア大手ヘラルドが、配電会社提供のデータに基づき算出したもの。これによると、全世帯に占める一戸建て住宅の割合が9割近いクリンガイ地区同様、ハンターズヒル地区、ウラーラ地区など富裕地区ほど世帯別の電力消費量の高さが目立った。一方、4世帯のうち3世帯がマンション暮らしであるシドニー地区では、玄関ロビーやプール、ジムなど、建物内の共同施設用使用電力が各世帯用の電気料金には直接反映されていないことから、今回のデータをもとに節電努力を推察するのは難しい。電気料金の高騰と環境への意識から、節電を心がけたいとする住民が8割に達する一方、具体的な方法に関する情報不足や効果実感の希薄さが、積極的な節電への足かせとなっているようだ。こうした現状に基づき、研究者らは節電啓蒙にはコミュニティーを基盤とした住民全体の連携意識と情報共有が必須と指摘する。


再生可能エネルギー利用の発電 過去50年で激減  [環境]

Australia%27s%20Energy%20Mix%201960%20-%202008.jpg豪州における水力や風力など再生可能エネルギーによる発電が全発電量に占める割合は、1960年の19%から2008年には7%に激減。同期間における石炭利用の火力発電量は1200%拡大したこともわかった。

 [ひらめき][たらーっ(汗)][台風][ひらめき]

ビクトリア州拠点の環境グループEnvironment Vicotriaによる調査報告によると、オーストラリアでは1960年を境に発電量が急拡大する中、石炭利用の火力発電が1200%も成長したのに対し、再生可能エネルギー利用による発電量の成長は450%増にとどまっている。連邦政府は2009年、再生可能エネルギー利用による発電量を2020年までに全発電量の20%に引き上げる目標を定めたが、後退している現状だ。EVのマーク・ウェークハム主任によると、過去の干ばつの影響で水力発電が減ったこともこうした後退の要因の1つという。石炭やガスを利用した火力発電による電力課金を、再生可能エネルギー利用発電への研究や助成金として循環させる効率的な制度確立が不可欠と指摘する。

 

 


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