知らぬ間に持ち家売却 パースで不動産売買詐欺事件 [不動産]
持ち主の知らない間に住宅が売買されるという詐欺事件があった。海外に住み、パースに2軒の投資用不動産を保有していた男性は、1軒どころか2軒目も同様の手口で失うところだった。
南アフリカ在住のロジャー・ミルデンホールさん(64)は、老後の資金源としてパースに2軒の投資用住宅を保有していた。このほど、その一軒の隣人から寝耳に水の物件売却の電話連絡を受け、あわてて現地に飛んだところ、同物件は$485,000(約4千万円)で売却手続がとられており、もう1軒も同様の被害にあっていることを知り、愕然とした。当局の調べによると、ナイジェリアが発信元と見られる詐欺犯は、電子メールで、資金繰りの必要性で物件を売却したいと現地不動産業者にコンタクトしてきたという。購入者が振り込んだお金の行方は不明。ミルデンホールさんは、売却に交わされた書類の署名などがまったく自分のものと違うのにも関わらず、手続がとられたことで、売買に携わった地元不動産に対しても損害賠償を求めたいとしている。
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私邸は有名ホテルの中 都市型ライフの新たなトレンド [不動産]
観光業の不振や価格競争激化で厳しさを増すホテル業界で、空室の居住物件化や、ホテルとマンションが共存する混合開発に、海外からの投資家などの注目を集めている。
ライアン法律事務所を運営するトニー・ライアン氏は昨年開かれた業界向けの会合で、こうしたホテルとマンションの共存型開発が今後、トレンドになると指摘。シドニーのキーウェストや、メルボルンのウェスティンに続き、ゴールドコーストのヒルトンでも、ホテル部門と居住部門の混合開発が進められている。昨年10月、シドニーにあるホテル大手シェラトン・フォーポイントが、1億8500万ドル(約157億円)でシンガポールの投資家に売却された。同9月には、サーファーズパラダイスにあるマリオット・リゾート・スパが7500万ドル(約64億円)で、インドネシア企業に売却された。ほかに現在売却対象となっている有名ホテルには、シェラトン・ミラージュ(ゴールドコースト)、シェラトン・オン・ザ・パーク(シドニー)、マントラ・サウスバンク(ブリスベン)などが名を連ねる。有名ホテルのブランド名やその立地環境は、海外からの不動産投資家の安心や満足を確保しやすいこともあり、ホテルと居住物件の複合開発が今後、確実に増えると見られる。