小売店でのスキミング被害急増 NSW州 [社会]
ニューサウスウェールズ州で、キャッシュカードやクレジットカードの決済処理にレジに備え付けの端末機を通したスキミング被害が急増している。
同州警察当局によると、マクドナルドなどのファストフォード店や一般の小売店で利用されているEFTOPS対応端末機が改造され、個人のカード情報が盗まれるスキミングによる被害額は5千万ドルに達する可能性があるという。これまでに自動預金引き出し機ATMが同犯罪のターゲットになることは多かったが、小売店に備え付けのEFTOPS端末が狙われたのは初めてという。シドニー市周辺および同州海岸にそった地域での被害が目立つ。当局は、アジアを拠点とした犯罪グループの中から、容疑者約50人を特定ずみ。これら容疑者の所在は、ほぼ豪州国外で確認されているという。犯罪の手口として、強盗による被害のあとEFTOPSを置換した際に、スキミング用の装置が組み込まれたものが持ち込まれたケースもあった。また、EFTOPS端末機の中でも、旧型が狙われやすい。当局では、一般消費者に対して、スキミングの被害を防ぐために、クレジットカードや銀行カードの暗証番号を頻繁に変更するよう呼びかけている。
2010-01-21 11:09
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