犯人は警備事情に精通か シドニー繁華街白昼堂々の銀行強盗
シドニーのチャイナタウンで昨年、警備員を装った男女2人組が、現金輸送係のふりをし、銀行から約100万ドル(約8千万円)を持ち出し、車で逃走した。事件発生から4ヵ月。犯人逮捕にてこずる警察当局は、市民に向けて情報提供の協力を呼びかけている。
被害にあったのはヘイストリートに面するコモンウェルス銀行チャイナタウン支店。昨年10月27日午前11時、現金輸送係を装った偽警備員に白昼堂々、簡単に大金を持ち去られてしまった。犯人はいずれも20~30代の白人男女2人組。2人とも警備服に身を包み、男が銀行入り口前に立ってあたりを警備する中、女は行員から2回にわたり現金の入った袋を受け取ると、2人は近くの路上でとめてあった白い車で逃げ去った。現金の入った袋を渡した行員は、2人組の手順も時間帯も通常通りだったため、何も疑わなかったという。男性行員の一人が不審に思い、2人組が車に乗った後、徒歩であとをつけたが、すぐに見失ってしまった。警察当局は、現場の行員もだまされるほどの手腕に、金融関係の警備業務内容に詳しい者の犯行として、犯人を追跡中だ。
2010-02-26 13:52
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