水泳の貴公子イアン・ソープ復帰宣言 目指すはロンドン五輪 [スポーツ]
シドニー五輪水泳競技の金メダリスト、イアン・ソープは2月2日、記者会見を開き、2012年五輪出場に向けて現役生活に復帰することを公式に宣言した。
ソーピードーの愛称で知られる水の貴公子イアン・ソープは過去4年、事実上の引退表明をして競技生活から退いていた。今回の復帰は昨年9月、密かに心に秘めて決意。これまでシドニーの複数のプールを渡り歩く形で、できるだけ人目に立たないようにトレーニングを続けてきたという。今後は2012年のロンドン五輪出場に向けて、アブダビと欧州を主な拠点として本格的なトレーニングに励む予定だ。
テニス全豪オープン 女子決勝選にアジア人が初快進撃 [スポーツ]
メルボルンで開催中の全豪オープンテニスは1月27日、女子シングルス準決勝が行われ、第9シードのリ・ナ(28)が、第1シードのキャロライン・ウォズニアッキ(20)を2時間半にわたるフルセットの末、3-6、7ー5、6-3で下し、中国人選手として4大大会で初の決勝進出を果たした。
リ・ナは2006年ウィンブルドン大会で初めて準々決勝に勝ち進み、昨年の全豪大会でも準決勝に進出した実力を有する。試合後の勝者インタビューでは、流暢な英語で、「昨夜は夫のいびきがすごくてよく眠れなかったの」と、観客席を笑わせた。「それでも勝てた要因は?」の質問にも、「賞金かしら!」とくったくのない余裕の応対に、さらに観客席をわかせた。1月29日に行われる女子シングル決勝戦は、優勝賞金220万米ドルをかけ、これまで順調に勝ち進んできたキム・クライシュテルスとあたる。
マレーシアでベースジャンプ練習中に事故死 豪州人女性 [スポーツ]
City2Surf シドニーからボンダイへ14km 8万人が疾走 [スポーツ]
シドニーで8月8日、市内からボンダイ・ビーチをめざすチャリティー・マラソン大会「City2Surf:シティーツーサーフ」が開催された。今年で40回目を迎える同イベントには、過去最高の8万人が参加者した。
絶好のマラソン日和に恵まれた当日午前8時半、オリンピック競泳選手グラン・ハケットさんの合図で、8万人の走者が全長14kmのコースをいっせいにスタート。上位入賞を目指す真剣派から、もっぱらイベントを楽しむ記念派まで、おもいおもいのランナーウェアーやコスチュームが通りをうめた。各種チャリティー向けの募金活動を目的としたイベントで、8月9日現在約235万ドル(約1億9千万円の募金が集った。募金希望者は、上記City2Surfのホームページから、希望のチェリティー団体を指定し、個人やグループで募金活動をすることができる。
ジェシカ16歳 ヨットで単独世界一周 シドニー湾に歓声 [スポーツ]
16歳のオージーガール、ジェシカ・ワトソンさんが5月15日、愛艇ピンク・レディー号に乗って単独世界一周航海の旅を達成し、シドニー湾に帰港した。当初予定から4時間ほど遅れての到着となったが、オペラハウス周辺は数千人の群集で埋まり、ジェシカさんの快挙に歓声が上がった。(写真:ロイター)
クインズランド州在住のジェシカさんは、昨年10月にシドニー湾を出港。210日間におよぶ単独航海を終え、オペラハウスに隣接するマン・オー・ウフォーフから上陸した。ピンク・レディー号のメインマストが破れるハプニングも乗り越え、ジェシカさんの両親、兄弟をはじめ、多くの一般市民が乗り込んだフェリーやヨットなど無数の船群がジェシカさんを取り囲むように入湾。接岸に先駆け、検疫当局担当官がまず同号に乗り込み、入国審査を受けた後、ジェシカさんは赤い絨毯ならぬピンクカーペットがしかれたウフォーフに上陸した。ケビン・ラッド連邦首相、ケネリーNSW州首相も現地に駆けつけ、祝辞を述べた。出発当時に比べて、見るからに体重が落ちたジェシカさんだが、16歳の笑顔は喜びと安堵にまじり、自らの冒険達成の実感一歩手前のとまどいも見せつつ、朗らかに輝いていた。
ジェシカさんのヨット単独世界一周冒険公式サイト
http://jessicawatson.com.au/index.htm
テニス愛好家 シングル耐久戦ギネス記録を更新 - シドニー [スポーツ]
シドニー在住のテニス愛好家の男性2人がこのほど、シングルマッチの耐久戦世界記録に挑戦し、37時間32分にわたり試合をし続け、見事、これまでのギネス記録を打ち破った。
ギャビン・ホワイトさん(39)とジェグナサン・ラマサミーさん(48)は、1月22日午後7時、シドニーオリンピックテニスセンターで、シングルマッチを開始。23日土曜日は昼過ぎに40℃まで気温が上がった後、夜にはいっきに20度を切るまで気温が下がるという状況にも耐え、2人は家族や友人知人が見守る中、延々と試合を続けた。試合開始から37時間半がすぎた1月24日午前11時32分、ラマサミーさんがタイブレークの接戦の末に勝利した102セット目を終えたところで終了。これまでのギネス記録をほぼ1時間上回る記録更新となった。
今回の挑戦は、ギャビンさんが企画したもの。地元新聞に広告を出し、試合相手を募っていたところ、ラマサミーさんが呼びかけに応答し、実現となった。ギネス挑戦とあわせて、地震によるタヒチ被災者への募金活動の一環としてのイベント。1月25日現在、ギャビンさんの目標額5000ドルのうち、3450ドルが集った。
テニスシーズンたけなわ クルム伊達 2回戦進出 シドニー国際 [スポーツ]
1月のオーストラリアは、メルボルンで開催される全豪オープン大会を中心に、複数の都市大会が続き、国内のテニスファンを熱狂させる。シドニーのオリンピックパークで10日から16日まで開催中の国際大会に出場中のクルム伊達は11日、初戦に臨み、ナディア・ペトロワ(露)を6-3,5-7,6-4で下し、2回戦進出を決めた。
シドニーで開催中のメディバンク国際大会は、地元学校が夏休みの期間でもあり、子供連れのテニスファン一家の姿も目立つ。14日までは、センターコートであるケン・ローズ・ウォールアリーナ以外の全コートを自由に観戦できるチケットを9.9ドル(約900円)で入手でき、会場内では子供用のイベントプログラムも豊富。16日の男子シングル決勝戦終了後、18日からは、メルボルンでの全豪オープンが始まる。このところ40℃近い酷暑を迎える同地の、大会開催中の気候が気になるところだが、今年はどんなドラマが青いテニスコート上に繰り広げられるのか。テニスファンには待ちに待った季節の到来である。
世界最速に馳せる夢 オージー・インベーダー5R [スポーツ]
西オーストラリア州パースに、世界最速車の実現に向けて奔走する男がいる。ロスコ・マクグラシャンさんは、Man on Mission (使命を負った男)の異名をとるほど、スーパーカー作りに没頭している。
マクグラシャンさんが製作中のスーパーカーは、「オージー・インベーダー5R」。完成のあかつきには、スタートから20秒でいっきに時速1600kmに達する威力を発揮するという。これまでに、米国ネバダ砂漠で英国人の戦闘機パイロットであるアンディー・グリーンさんが1997年に達成した時速1228キロメートルが世界最速車の記録だ。マクグラシャンさんは、インベーダー5Rで、記録を更新することに意欲を燃やす。目下のライバルは、英国のブラッドハウンド。97年に記録を達成したスーパーカーを設計した同一人物が関与している。マクグラシャンさんによると、インベーダー5Rは、その構造上、ブラッドハウンドを飛躍的に上回るという。が、完成までには約300万ドル(約2億4千万円)のスポンサー支援が必要な状況。実際のレースは2011年をめどに、南アフリカを舞台に行われる見通しだが、インベーダー5Rの誕生には、まずは資金集めが当面の課題かも。。(写真はマクグラシャンさんのHPから)
ゴルフの星 タイガーウッズ選手が上陸 マスターズ参戦 [スポーツ]
タイガー・ウッズ選手が11月9日、上海からプライベートジェットでメルボルンに到着した。12日からキングストン・ヒース・ゴルフクラブで4日間にわたりで繰り広げられるオーストラリアン・マスターズ(優勝賞金27万ドル)での勇姿に期待が集る。同選手がメルボルンでプレーするのは10年ぶりで、今回が3回目となる。
ウッズ選手とその一行は、メルボルン市内の高級ホテル、クラウンの特別階に滞在する。マスターズ参戦に先駆け、同ホテルで開催の晩餐会(チケット1枚$600)や有名実業家ら向けの体験レッスンなど、スケジュールは目白押しだ。同選手の招致にかかった費用は300万ドル(約2億5千万円)。ビクトリア州政府と大会スポンサーが折半負担する。4日間の観戦券は完売。同州では約900万ドル(約7億6千万円)の経済効果を見込んでいる。
競馬の祭典メルボルンカップ 制覇したのはショッキング [スポーツ]
豪州競馬の一大祭典メルボルンカップが11月3日、ビクトリア(VIC)州フレミントン競馬場で開催された。優勝したのはショッキング。先頭を走り逃げ切るかに見えたクライム・シーン(訳:“犯行現場”)を、ゴール手前200メートルでとらえ勝利した。
VIC州では祝日となる同カップ開催日は、平日扱いの他州でもにわか競馬ファンも集って、文字通りのお祭り気分で盛り上がる。対象レースの馬券売上高は、ビクトリア州とニューサウスウェールズ州だけで、合わせて9,560万ドル(約79億円)を記録。両州でいずれも昨年の売上高を上回った。馬券販売機関関係者のコメントによると、ある購入者は、4万ドルを投じ、44万ドルの払い戻しを手中にしたという。シドニー市内マーチンプレースには、臨時の馬券販売会場が設置され、仕事が始まる前に馬券を購入しようと、早朝から並ぶ会社員たちでにぎわった。