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9年居座った干ばつ すべての地域で終えん宣言 NSW州 [環境]

water.jpgニューサウスウェールズ(NSW)州は10月21日、同州で最も干ばつ被害が長引き、農村部を中心に深刻な打撃をうけたニューイングランド、北西内陸部、モナロの3地方の干ばつ宣言を解除した。過去9年にわたり続いた干ばつの苦しみから、すべての地域がようやく解放される見通しだ。

[晴れ][雨][霧][晴れ]

2003年4月の最悪時には州全体の99.5%で干ばつ宣言が実施された。農家や関連の小規模事業救済に、政府の負担額は、州で5億3,500万ドル(約400億円)、連邦で15億ドル(約1200億円)に膨れ上がった。過酷な干ばつのつめ痕は、農業を営む男達の心を砕き、農家の主婦らは家計を支えるために働きに出ざるを得ない生活を強いた。多くの農業従事者は、今回の宣言解除に安堵する一方、水をはじめ身近に利用できる資源の貴重さ、持続可能農業の重要さを再認識する機会になったと、これまでの日々を振り返る。こうした声に、農業大国オーストラリアの新たな希望や目標が垣間見られる。


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