大型トラックの追い越し車線使用を禁止 VIC州 [社会]
ビクトリア(VIC)州は道路交通法の新たな規定として、モーターウェーでの大型トラックの追い越し車線の使用を禁止する。同州のティム・パラス運輸相が3月3日、発表した。
今回の決定は、交通安全確保に向けて、VIC州が他州に先駆け実施に踏み切るもの。今年の7月から、段階的に適用範囲を拡大していく。4.5トン以上の重量車両を対象とし、バスは除外。違反者には350ドルの罰金刑などが科せられる。
かばん紛失のショックで気絶 中に夢のマイホーム資金 [社会]
ビクトリア州でショッピングカートにハンドバッグを置き忘れ紛失した女性が、地元警察にかけこみ、あまりのショックに気絶するという一幕があった。鞄の中には現金12万5千ドル(約1千万円)が入っていた。
この女性(34)は、9年前にイラクから移住し、住宅購入資金にと、これまでにこつこつと貯めたお金を常時、長年にわたりハンドバッグに入れて持ち歩いていたという。ミルジュラにあるスーパーマーケットで3月1日午後2時ごろ、買物をし、ショッピングカートから自分の車に食料品などを積み、駐車場を出た。間もなくカートにハンドバッグを置き忘れたことに気づき、慌てて戻ったがハンドバックは消えていた。地元警察では、犯人は鞄の中の現金のことは知らずに、たまたま見つけて持ち逃げしたものとみて、防犯カメラの記録などをもとに捜査中。
オペラハウスと全裸5200人のコラボ 多様社会を象徴 [社会]
シドニー・オペラハウス前庭が3月1日早朝、ボランティアで集った5200人の裸体で埋まった。世界を舞台に活躍するアーティスト、スペンサー・タニック氏による、ゲイとレズビアンの祭典「マルディ・グラ」にあわせた作品「ザ・ベース」の写真撮影が行われた。(写真:ロイター)
タニック氏が「ザ・ベース」にこめたメッセージは、ゲイ社会と非ゲイ社会の融合。芸術を通して多様な社会を表現した。ボランティアで集った人々は、夜明け前の早朝4時から現場に集り、気温15度の夏の終わりを告げる寒風に震えながら、タニック氏の指示に従って、まさに体をはって芸術活動に取り組んだ。老若男女、さまざまな年齢層の、さまざまな職業や肩書きをもつ人、もたない人が、それぞれの動機と思いだけをまとい、全裸となった。タニック氏は、「私は写真家ではないけれど、芸術家であり、完璧主義。みんなが誇りに思う作品を一緒に完成してほしい」と呼びかけ、「夫婦や恋人同士で参加している人はお互いに接吻してください。単独で参加した人は、周囲を見渡し同じように一人で来た人と接吻して」と、いくつかの注文をだしながら、作品を仕上げた。今回のタニック氏の芸術活動は、シドニー・ゲイ&レスビアン・マルディグラの後援によるもの。
飼い主の約6割 愛犬のためには危険もいとわぬ覚悟 [社会]
ニュージーランド・ウェリントンでのアンケート調査の結果、愛犬家の58%は、非常時に自分の犬の命を救うためには危険もいとわないと答えた。ペット保有者の99%は、ペットを家族の一員としてとらえている。
同アンケート調査を実施したスティーブ・グラッセーさんは、オーストラリアのチャールス・スチュアート大学の通信制で学び、動物虐待防止協会の一員として働いた経歴をもつ。グラッセーさんは、2005年に米国で大きな被害となったハリケーン「カタリナ」による災害時に、避難勧告に従わなかった多くの住民は、飼い犬や飼い猫を避難所に連れて行けないことを苦にし自宅に留まった現状に基づき、災害時におけるペットの避難所受け入れ態勢整備の必要性を訴える。今回、グラッセーさんがアンケートをとったペット保有者の約8割は、避難所に愛犬や愛猫を連れて行けるのであれば、喜んで避難勧告に従って家を出ると答えた。ちなみに、豪紙デイリーテレグラフ紙電子による同様の読者アンケート結果でも、ペット保有者の7割超が、ペットを守るためには危険もいとわないと答えた。
カンタス国際便がシドニー空港に緊急着陸 [社会]
男子生徒による校内刺殺事件 いじめが原因か [社会]
ブリスベンにあるカソリック系の学校で2月15日、男子生徒(12)が級友に胸を刺されて死亡する事件があったばかりで、社会に動揺が走る中、17日にはシドニー西部にある小学校で、11歳の男児がナイフで級友を襲おうとしたところを、かけつけた教員に取り押さえられ、警察に補導された。
ブリスベン北部ショーンクリフ地区にあるセント・パトリックス・カレッジに在籍するエリオット・フレッチャー君は、校庭のトイレ内で級友に胸を刺され、搬送先病院で間もなく死亡が確認された。殺人容疑で逮捕された同カレッジの男子生徒(13)は、いじめの被害にあっていたとの報道もあり、身柄拘束の上、取調べが続いている。ケビン・ラッド連邦首相は、メディアのインタビューに対し、「オーストラリアは、学校でこんな悲しい事件が起こるような国ではないはずなのに・・・」とショックを隠しきれない様子で答えた。校内での子供による殺人事件の発生に、豪州社会が震撼とし、学校の警備強化の必要性をめぐる論争が加熱する只中で、今度はシドニー西部にあるクレアモント・ミドーズ小学校での同様の未遂事件が報道された。補導された児童は、いじめの仕返しに、いったん帰宅後、自宅からナイフを持ち出し、学校に戻ったという。
ブルーマウンテンで地すべり 電車不通 [社会]
警察犬にチューはだめ! 公務執行妨害で男 検挙 [社会]
シドニーのコミュニティーペーパーによると、ラウズ・ヒル地区にある酒場で、客の男が警察犬に無理やりキスしようとしたなどの容疑で、検挙された事件があった。
ミーン・フィッドラー・ホテルの常連客である男(25)は1月24日、午後8時45分ごろ、警察官に伴われて巡回のために同酒場を訪れた薬物探知犬ボディーに、無理やり触ったり、キスしようとしたりした。警官が犬に触らないよう注意したところ、男は暴れ、警官ともみ合いになり、催涙スプレーを使って取り押さえられた。男は公務執行妨害などの容疑で現行犯逮捕された。当局側は「警察犬は、警察の公務執行の一部をなすもので、警官と同じ存在として同等の安全を確保する」とコメント。
パーキングメーターに接着剤 器物破壊で地元男性逮捕 [社会]
シドニーのバルモラルビーチ沿いに設置されたパーキングメーターを破壊した容疑で、地元警察はモスマン地区在住の男(55)を逮捕した。
ノースショアにあってこじんまりと風光明媚なバルモラルビーチは、シドニーの隠れリゾート的趣もあり、1年を通して多くのビジターでにぎわう。これまで、時間制限つきで無料となっていた路上駐車スペースが昨年、有料化され、パーキングメーターが設置されることになり、地元住民を中心に反発の声が高まった。今回逮捕された男は、昨年末から元旦にかけ、メーターのコイン投入口に接着剤を流し込むなどして、10機以上のメーターを破壊した容疑。同ビーチ沿いに設置されたパーキングメーターへの危害が多いことから、地区当局は、民間の防犯会社に警備を依頼し、毎晩、特注の金属製カバーをかけるなどして防護策を実施。破壊犯の逮捕につながる情報提供者に、1万ドルの報奨金を準備するなどの対策も講じていた。
全国で50万人が病欠 飛石連休の月曜日 [社会]
建国記念オーストラリア・デーの1月26日、全国各地でさまざまな記念式典が開催され、移民社会を基盤とした愛国心をあらたに確認しあう光景が随所で見られた。開園200年を迎えたシドニーのハイドパークで大規模バーベキュー大会が開かれ市民でにぎわうなど、お祭り気分が盛り上がった。
一方、今年は祝日が火曜日で、飛石連休となった前日の月曜日、全国で病欠で仕事を休んだ人の数が50万人を記録したことが分かった。豪大衆紙デイリーテレグラフが、25日に会社や仕事を休んだ部下を上司はクビにすべきかどうかとオンライン読者アンケートを実施した結果、午後12時現在、約2300人が回答。クビにすべきだと答えた人が52%と、過半数を占めた。休みたくても休まなかった労働者からは、自己中心的で非国民的態度だ非難の声が上がった。ちなみに、日本の祝日の数が19に対し、オーストラリアは9と、ほぼ半分。
小売店でのスキミング被害急増 NSW州 [社会]
ニューサウスウェールズ州で、キャッシュカードやクレジットカードの決済処理にレジに備え付けの端末機を通したスキミング被害が急増している。
同州警察当局によると、マクドナルドなどのファストフォード店や一般の小売店で利用されているEFTOPS対応端末機が改造され、個人のカード情報が盗まれるスキミングによる被害額は5千万ドルに達する可能性があるという。これまでに自動預金引き出し機ATMが同犯罪のターゲットになることは多かったが、小売店に備え付けのEFTOPS端末が狙われたのは初めてという。シドニー市周辺および同州海岸にそった地域での被害が目立つ。当局は、アジアを拠点とした犯罪グループの中から、容疑者約50人を特定ずみ。これら容疑者の所在は、ほぼ豪州国外で確認されているという。犯罪の手口として、強盗による被害のあとEFTOPSを置換した際に、スキミング用の装置が組み込まれたものが持ち込まれたケースもあった。また、EFTOPS端末機の中でも、旧型が狙われやすい。当局では、一般消費者に対して、スキミングの被害を防ぐために、クレジットカードや銀行カードの暗証番号を頻繁に変更するよう呼びかけている。
調査捕鯨VS過激反対活動 豪州一般市民の見方は・・・ [社会]
6日の南極海における日本の調査捕鯨団体船の監視船と反捕鯨活動団体シーシェアパード(SS)の高速小型船の衝突事故を受けて7日、ジュリア・ギラード連邦副首相は、豪海上保安局が事故原因の究明に向けて調査を開始したことを明らかにした。(写真は日本鯨類研究所撮影、公開)
今回の衝突事故発生当時の状況に関しては、調査捕鯨団体側とSS側の証言は真っ向から対立している。豪州メディアは、両者からそれぞれ入手したビデオをネットにアップ。SSのボブ・バーカー号が遠方から撮影したビデオは、ポール・ワトソン船長が主張するように、小型船アディ号は海上で停止した状態で、監視船昭南丸が突進しているように見える。一方、日本側がよりまじかで撮影したビデオでは、同船長の証言に反し、アディ号が急発進し、昭南丸の進路を妨害した様子がうかがわれる。アディ号に乗り込んでいた活動家ジェーソン・スチュワートさん(41、元警察官)は、デイリーテレグラフ紙のインタビューに答え、「我々が燃料不足で停止していたところに、日本船がぶつかってきた。命に危険を感じた」と主張。日本側の一方的な非を強調するワトソン船長は、法に基づく制裁手段に訴えるつもりかとの豪メディアの質問に答えて、「日本はやりたいほうだいだ。国際法に反して捕鯨活動を続けている。我々の誰かが抗議活動で負傷したり命を落としても、日本政府は正当性を主張し、防衛するだろう」と語気を強めた。
調査捕鯨団体とSSの衝突は、日豪関係にも暗雲をもたらすと見られる中、今回の一連の報道に基づき、豪州の一般市民はどのように感じているのか。デイリーテレグラフ紙はネット上で、捕鯨団体がとった行為の是非を問う読者アンケートを実施。7日現地時間午後2時現在で、約2800人が回答し、肯定派は25%、否定派は75%だった。事故の責任がどちらにあると思うかという全国紙ジ・オーストラリアンのアンケート結果では、SS側に責任があると回答した人の割合が過半数を占めている。読者投降コメントを見ると、SSの抗議活動はテロ行為に近いと、特に東海岸側在住の読者からは冷静で、賢明な意見が多いようだ。
・ 「捕鯨についてはまったく賛同しないが、SSについてはその誤った抗議活動だけでなく、虚言についても非難されるべき。人命が損なわれる前に、やめるべきだ」-NSW州ヤング市在住ピーター
・「海上ではすばやく舵をきれない大型船が航路優先となる。アディ号は航路をゆずり衝突をさける義務があったのにもかかわらず、操縦を誤った。この場合の船舶事故の責任は、アディ号にある」ーNSW州ゴスフォード市在住バーニー
・「ビデオを冷静にみればアディ号が停止していたというSS側の証言は、プロパガンダにすぎないことは一目瞭然。事の真相を確かに見極めることが重要」-セーラ
こうした読者の声の中には、連邦政府の煮えきれない態度を揶揄するものも目立った。また、SSのスティーブ・アーウィン号が寄港したフリーマントル港がある西オーストラリア州からは、日本の調査捕鯨活動に対する感情的な嫌悪に基づく厳しい声も目立った。
ポール・ワトソン船長率いるスティーブ・アーウィン号が間もなく問題の海域に到着するのに伴い、SSによる抗議活動はさらに過激化すると見られる中、日豪関係の維持と修復を視野に、豪州政府の今後の対応も注視される。
野生馬100頭 銃による虐待の犠牲に [社会]
会社員の10人に1人が告白 同僚の弁当を盗み食い [社会]
オーストラリアの職場では、約1割の人が同僚の弁当を黙って食べることがあると告白している。
ピザ宅配大手ドミノズ・ピザが、全国の勤め人5千人を対象に行ったアンケート結果によると、クインズランド州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州では、およそ10人に1人が、職場の冷蔵庫などにあった他人のサンドイッチやお弁当を黙って食べることがよくあると答えた。タスマニア州では、同質問に「はい」と答えた人の数はゼロだった。ほかに、州ごとの会社員たちのランチタイムの状況を見ると、ビクトリア州では約33%の人が、お昼の休み時間はいつもまるまる1時間使うと答えたのに対し、クインズランド州では75%の人がお昼休みは30分以内で切り上げると答えた。自分の机でコンピュータを前に昼ご飯を食べることが一番多いのは西オーストラリア州で、26%の人が「はい」と答えた。
謹賀新年 シドニーのメッセージはAwaken the Spirit [社会]
大晦日の深夜、シドニーは、総額500万ドル(約4億5千万円)を投じた大花火大会とともに2010年を迎えた。ハーバーブリッジやオペラハウスなどシドニー湾周辺は約150万人の見物客でうまり、にぎやかで晴れやかなオージースタイルで、行く年来る年の興奮が街をおおった。
今年のメッセージは「Awaken the Spirit:シドニー魂に火をともせ」。海と空を象徴する青色を基調に、ハーバーブリッジには、「陰陽」「青い月」「炎の輪」をモチーフとしたしかけが花火とともに姿をあらわした。当夜酔っ払いなどの迷惑行為で警察に検挙されたのは約130人。元旦の朝の清掃活動では、シドニー湾周辺で約60トンのゴミが収集された。
X'masプレゼントで人気の品 今も昔も書籍に軍配 [社会]
宝くじ 買うなら西へ行きますか!? NSW州 [社会]
公営ニューサウスウェールズ州宝くじの統計によると、シドニー西部は高額当選くじの販売確率が高いことが分かった。
08/09年度の地区ごとの当選総額を見ると、上位10位のうちシドニー西部5地区がランクインした。第1位はパラマタ寄りのグレイスデーン地区で、当選総額は940万ドル(約7億5千万円)。ほかに上位に入ったのは、キャンベルタウン、キャッスルヒル、フェアフィールド、ビロングなどシドニー西部郊外の地区が多かった。一方、ノースブリッジ、ノースカールカールなど、シドニー北部のノースショア、ノーザンビーチの地区にも幸運の女神が微笑んだ。NSW州政府公営宝くじの08/09年度の売上高は13億ドル(約1100億円)。宝くじの売上高1ドルにつき、25セントが州政府の収益となる。ちなみに、今年これまでの最高当選額は6月の1億650万ドル(約88億円)で、当選者はクインズランド州と南オーストラリア州の住民だった。
「起こしちゃった? ごめん」 謝る新米ドロボー?? [社会]
国内一のお金持ちエリアは シドニー・モスマン区 [社会]
シドニー北部ノースショアで人気のモスマン地区では、一世帯あたりの平均年間所得が106,400ドル(約900万円)と、オーストラリア国内の全地区で富裕度ナンバーワンと判明した。
豪連邦統計局(ABS)が、2007年6月現在の一世帯あたりの年間所得に基づき、地区ごとの富裕水準を比較したもの。モスマン地区の住民の平均所得は3年間で30%アップ。全国第2位はシドニー東部のウーララ地区で、一世帯あたりの平均所得は$85,200だった。第3位はハンターズ・ヒル地区で$77,800。上位10位のほとんどを、シドニーのノースショア地区とイースタン地区が占めた。
ほとんどの州都周辺地区で過去3年間に所得増が確認された中、シドニー市内のインナー地区だけは逆行。同地区における一世帯あたりの平均年間所得は3年前の$30,450から$29,020に減った。
シドニーバス 労使交渉決裂 24時間スト突入 [社会]
豪ポスト職員 48時間ストへ [社会]
フレーザー島で4WD車横転 日本人観光客1人死亡 7人負傷 [社会]
12月13日午前9時過ぎ、日本人観光客が乗った4WD車がクインズランド州フレーザー島で横転し、1人が死亡、7人が負傷し、現地病院に搬送された。
事故にあった日本人観光客はいずれも20代の若者で、大型の4WDをレンタルし、フレーザー島の砂浜を走行していた。同砂浜では今年4月にも、外国人観光客が同様の事故で死亡。過去5年間に、4WD車で砂浜を走行中に起きた事故は106件あったことなどもうけ、現地当局では、速度規制や取り締まり強化などで、砂浜走行に慣れないドライバー向けの事故防止対策を講じていた。
ワイナリー経営者への度重なる恐喝 ようやく通報 逮捕へ [社会]
ワイン醸造元を恐喝し、500万ドル(約4億円)の支払を求めた男がこのほど、逮捕、起訴された。
被害者のジョン・カセラさん(50)は、人気銘柄「イエロー・テール」の製造元社長で、同ワイナリーは、オーストラリア国内の家族経営ワイナリーとしては最大規模。シシリーから豪州に移住したカセラさんの両親がはじめたもの。恐喝容疑で逮捕されたのは、マテオ・ドミニク(67)容疑者。ドミニク容疑者は2008年2月29日、カセラさんの家族に危害を加えるなどと脅し、30万ドルの支払を要求した。カセラさんが警察に通報しなかったのに味をしめ、同容疑者はさらにこの年、2回にわたり、それぞれ15万ドル、19万5千ドルの支払を要求した。この12月、さらに500万ドルの支払を求められたことから、カセラさんが警察に通報。今回の逮捕にいたった。ドミニク容疑者は、国内に身寄りはなく、逃走やカセラさん一家への危険行為などが予想されるとして、警察は来年2月の裁判で判決が出るまで拘束することを決めた。
犬がとりもつお気軽社交の場 ドッグランのもう1つの魅力 [社会]
犬の散歩に愛犬家たちが毎日通う公園は、犬どうし以上に飼い主達にとっても貴重で、気軽な社交の場となっているようだ。
メルボルン拠点のタウンプランナーであるバージニア・ジャクソンさんが地元の約150人の愛犬家に2ヵ月かけて聞き込み調査を実施した結果、95%の人が飼い犬たちがきっかけで見知らぬ人との会話が始まったと答え、38%の人は、犬の散歩で友達ができたと回答。愛犬家にとってドッグランは、気楽に人とふれあい、新たな人脈や友達の輪を作る舞台ともなっている。
オーストラリアでは公共の公園や運動場の一部が、Off Lead(犬を自由に放して遊ばせる)可として、いわゆるドッグランに解放されている。こうした公園では、パーティーシーズンたけなわのクリスマスの時期になると、「何月何日何時から各自BYO:Bring Your Own(飲み物や食べ物など持参)で青空飲み会開催」といったような張り紙をよく見かける。非公式で、愛犬家の誰かが何気に企画し、興味のある人は犬連れで自由に参加し、世間話をしながら、夏の夕暮れ時を楽しむ光景が恒例化しつつある。場所によっては、毎週金曜日ごとに、こうした自発的自由参加型の犬と愛犬家たちのプチ・パーティーが定着しているところもある。犬にとっても、愛犬家たちにとっても、まさに小さな幸せを実感できる習慣だ。
中国からの移民数 英国・NZを抜いてトップ [社会]
今年10月までの4ヵ月間の移民統計で、中国からの移住者が英国、ニュージーランドといった従来の主な出身国をおさえ、最多だったことが分かった。
中国からの移住者の数はこの間、6,350人を記録。英国からは5,800人、ニュージーランドからは4,740人だった。豪州政府は今年3月、世界金融恐慌の影響を懸念し、技能移民受入数は18,500人削減することを決めた。これにより、英国やニュージーランドなど、従来移民の大多数が同カテゴリーで占める国からの移民が減った一方、家族呼び寄せの制度利用が多い中国が両国を上回ったもようだ。中国からの移住者は毎年15%の割合で増えている。これに対して、英国からは28%減、ニュージーランドからは47%減で縮小している現状だ。