カレッジ運営会社が破産 留学生3千人に影響 [教育]
シドニーとメルボルンで4つの教育機関を運営する会社が経営破たんし、留学生約3,000人に影響が及ぶ状況となった。
グローバル・キャンパス・マネジメント参加の4学校は11月6日、経営側の突然の経営破たん宣告で授業を打ち切った。シドニーのサリーヒルズ地区にあるメリディアン・カレッジをはじめ、メルボルンとあわせて4ヵ所で高校、英語学校、専門学校を運営。シェフ養成専門の2年間コースで250万円近い授業料を支払った留学生らは、新たな受け入れ先の確定を不安な気持ちで待つ状況だ。
豪州の産業の中で留学部門は160億ドル規模に達し、重要な部門に位置づけられる。それだけに、政府が中心となり、語学学校や専門学校を厳しく取り締まる態勢も世界に先駆け整備されていると言われる。破産などの経営側の問題で授業が継続できなくなった場合には、在学生の継続学習を保証するために、新たな受け入れ先を確保しなければならない規定だ。一方、実際には100%の保証は難しいのが現状。大小さまざまな教育機関の中から、安心して学べる留学先を選ぶ上で、現地に根ざした情報収拾は欠かせない。
2009-11-08 14:22
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